衆院選新潟4区で当選した菊田真紀子氏(47)は、勝利宣言を「皆さま本当に奇跡が起こりました」と始め、「無所属で退路を絶っての戦い」で不安のなかでのスタートだったとして、多くの支援に感謝した。
「私はこの選挙戦を通して信念を貫き通すことの大切さ、そして一人ひとり、声を上げられない多くの方々の代弁者になることをあらためて実感」し、「初心に立ち返り、選挙戦中に訴えさせていただいた」と振り返った。
さらに菊田氏は、これまで選挙戦で訴えてきたように、安倍政権の暴走を止める、柏崎刈羽原発の再稼働反対、憲法の改悪の阻止を約束し、「皆さまのお気持ちを大事にし、初心に立ち返って謙虚に努力してまいる」と誓い、あらためて「無所属で出ることを決めて以来、まったく迷いはなかった」、「むしろ無所属から出て勝負したことを本当に良かったと思っている」と無所属の選択に間違いがなかったことを話した。
また、インタビューに答えて自民党候補が次々と当選確実となっていることに、「非常に残念だと思うと同時にやっぱり危機感をもっている」、「安倍一強の弊害が、野党がその受け皿にしっかりなれなかったのお大きな責任であり、課題」とした。
午後8時に投票が締め切られてまもなく、開票が始まるよりずっと早く当選確実が伝えられた。菊田氏が大差で勝つと見られていたものの、あまりの早い当確に支持者もびっくり。菊田氏は会場にいなかったが、たまらず役員などが次々とステージに上がり、そのまま菊田氏を待った。
菊田氏が会場に到着すると真紀子コールの大合唱。菊田氏がステージに上がると内山五郎選対本部長の音頭で万歳三唱し、森裕子参院議員、国定勇人三条市長、連合新潟・齋藤敏明会長、市民連合@新潟・磯貝潤子共同代表らが次々とあいさつに立った。
だるまの目入れ、花束贈呈、タイ2尾の贈呈も。菊田氏は3度目の正直で金子恵美氏(39)を下したといえ、それほど舞い上がったようすはなく、落ち着いてすっきりした表情。喜びをじっくりとかみしめているようだった。