26、27の2日間、燕三条地場産業振興センターで開かれる「燕三条ものづくりメッセ」の開幕前日の25日、会場内では出展者がそれぞれのブースの設営に追われた。
開場式のリハーサルも行われてムードがじわじわと高まっている。会場を歩いていてさっそくおもしろいものを見つけた。缶バッジなどノベルティーグッズ製作の株式会社VIVA(小師宗貴社長・三条市桜木町)は、燕三条地域の各店のラーメンを撮影した写真をデザインした60種類の缶バッジのガシャポンを用意した。
名刺交換をしてアンケートに答えるとガシャポンを1回、回せる。昨年に続いてのサービスで、昨年百数十人が名刺交換してくれ、効果抜群。ことしもガシャポンで燕三条らーめんバッジをと来場者をブースへ呼び込む。
バレル研磨の有限会社徳吉工業(徳吉淳社長・燕市杣木)は、見積もり不要で磨きたいものを指定の箱に入れて送ると、磨かれて送り返されてくる新しいサービス「BOXオーダー」を紹介する。研磨してほしい人は、ヤマト運輸の宅急便コンパクトの専用ボックスに材料を入れて徳吉工業に送るだけ。料金は大きさや形状にかかわらず金属プレス品なら1万0,800円、3Dプリンター造形品なら2万1,600円と一定なのが特徴だ。
研磨作業は研磨する物の仕様などを教えてもらってから見積もりをして、それから注文を受けて仕事をすることになるが、BOXオーダーならあらかじめ料金もわかっているので、気軽に頼みやすい。同社では個人の顧客の利用も想定している。