日本海側最大級のものづくり系展示会とうたう「燕三条ものづくりメッセ」が26、27の2日間、燕三条地場産業振興センターで開かれている。燕三条地域を中心に昨年をさらに10上回る史上最多の251社・団体が一堂に会してものづくりの技術をアピールし、大勢の来場者でにぎわっている。燕三条地域のものづくりの技術を一堂に集めてアピールする。
初日26日は特設テント前に設置したガンダム風の大きなゲートを背景に開会式を行った。主催する公益財団法人燕三条地場産業振興センターの理事長、国定勇人三条市長はあいさつで「この地域、金属加工を中心とする産業集積地として近年、富みに脚光を浴びているといういささかの自負心をもっている」と胸を張った。
この四半世紀に勝手にライバル視する東京・大田区、大阪の東大阪市と比較しても「この地域の製造品出荷額は極めて堅調な動きをずっと続けており、わたしたちの地域が埋没してしまってはものづくりの国、日本が埋没する状況に至っている」と使命感も感じており、「実際に技術を見ていただき、ふれていただき、そしてひとつでも多く仕事につなげていただきますことを心から期待する」と述べ、来賓らとテープカットを行って開幕した。
出展している251社・団体は地域別で、燕三条地域125、県内の地域外54、県外が東北から関西まで72の内訳。分野別では加工技術129、民生品分野34、機械装置42、産学研究機関17、ソリューションほか29となっている。
メッセピアとリサーチコアの間の駐車場に設置された巨大なテントをはじめ、メッセピアの多目的ホールや三条商工会議所の一部も使った展示会場にはブースがひしめき、ゆっくり見て回るだけで半日がかりボリュームだ。
昨年2日間で延べ8,651人が来場した。今回初日は好天に恵まれて午前だけで2,200人を超す来場者があり、出足は好調だ。