長岡市三島地域にある脇野町の本町通り約1キロと寺社を舞台に21日夜、「越後みしま 竹あかり街道」が行われ、竹灯ろうをはじめさまざまな明かりやライトアップで彩った。
地元民有志でつくる「三島ライトアップ実行委員会」の主催で7年前から毎年行われている。本町通り一帯は江戸時代からの伝統ある町。神社仏閣が多く、隣接する里山の竹林が風情ある町並みを今に伝えている。本町通りには2万5千本の竹灯ろうを並べ、50基のLED照明で幻想的にライトアップした。デザインされた竹林のライトアップもあり、訪れた人はうっとりだった。
浄福寺、長照寺、日出神社の3カ所はそれぞれ境内を竹灯ろうで飾るとともに、本堂や拝殿で主に地域住民による小学生からおとなまで出演して邦楽や洋楽の演奏、民話の語りなどが並行して行われた。日出神社では三島地域の瓜生御神楽保存会が神楽4舞を披露し、拝殿は見学者でぎっしり。最後はもちまきもあり、それに合わせて大勢の子どもたちも訪れて伶人が投げる菓子を取ろうとにぎやかだった。