伝統総合インテリアメーカー、株式会社大湊文吉商店(加茂市秋房)は、あのウルトラマン、ウルトラマンセブンの姿が水墨画になった四尺二曲の金屏風を展示する。創業百年、屏風製作の技術と昭和の子どもたちのヒーローがコラボレーション。水墨画家、與座巧氏が精巧な筆致で描いた特別製品だ。
約3カ月前に発売したが、価格が10万円前後することもあり、まだそれほど数は売れていない。ウルトラマングッズのコレクターなどマニアックな人から注目を集めており、これからに期待している。
プレス加工メーカー有限会社坂井工業(三条市直江町4)は、女性社員でつくる開発チーム「MAMALABO(ママラボ)」で開発した「帯人obito(オビト)」(5,000円)をPRする。たんすの奥に眠っている着物の古布を再利用し、同社で排出されるステンレスプレートをダブルリングのバックルに活用したベルトに生まれ変わらせた。
布の縫製などは同社の業務にはないので、子育てしていて外へ働きに出られない人たちのネットワークをつくって製造委託している。古布なので柄はまちまちなのが楽しい。日本らしさを求める外国人観光客の土産品としての需要もねらっている。
ねじのツルタボルト株式会社(三条市西裏館2)は、体験を充実させた。ブラインドリベットを打つ体験、アルミの材料を段階的に成型する体験、スマホ用のケースに指をかけるリングをリベットで取り付ける体験の3種類を用意している。
日常生活ではできない体験に足を止める人が多く、おっかなびっくりでものづくりの一端を体験している。
株式会社ミスミ(東京都文京区後楽2)のブースで声をかけられた。ぜひ記事に取りあげてほしいと頼まれた。特注部品の手配プロセスを効率化し、3Dデータのまま見積もりができるとかで、見積もりのための2D画面作成の必要がなく、クラウドに3Dデータをアップロードするだけで1部品当たり最短3秒で見積もりが会員制クラウドサービス「メヴィー」を紹介している。
話はわかるのだが、ものづくりの仕事に携わった経験がまるでないので、メリットの大きさが実感としてとらえられない。しかし、熱意にほだされて記事にしてみた。やはり営業はオシが大切。予備知識ゼロで取材しているが、ネットで東証一部上場の大企業でした(汗)。