西山カートンの関連会社で段ボールみこしを製造販売する「みこし」(三条市西潟)は、3枚の段ボールを組み合わせるだけで重さ60キロまで耐えられるテーブルになる「忍者テーブル」(3,500円)を紹介する。
1年くらい前に発売し、燕三条ものづくりはもちろん展示会の利用にも最適と、出展社にもアピールしている。
昨年に続いて「燕三条&TOKYO しごと発掘市in燕三条ものづくりメッセ2017」が開かれている。東京都と東京商工会議所が取り組む「ALL JAPAN&TOKYOプロジェクト」の一環として燕三条地域の企業限定で都内企業とのビジネスマッチングを行うもので、多目的ホールに都内の15社がまとまって出展している。
その入り口には専用のゲートを設け、素敵な女性が不織布のバッグに入れた資料を配付している。「燕三条」と「東京」の文字がデザインされたバッグがほしくてつい吸い寄せられるように立ち寄ってしまう。出展社のなかにはこの日、特別講演を行った浜野慶一氏が代表取締役CEOを務める株式会社浜野製作所も出展している。
燕市内の金型メーカー20社ほどが会員の燕金型協和会は昨年、創立60周年を記念して燕の金型職人の系譜を図示したものを製作し、そのパネルを展示している。百数十人の金型職人がどういう師弟関係になっているかが一目でわかる貴重な資料だ。
分水商工会(燕市上諏訪)は、分水ブランディングプロジェクトが燕市分水地区にちなんで開発、試作したものを展示している。チタンで作った分水で行われるおいらん道中や酒呑童子行列にちなんで鬼やサクラの花をデザインしたかんざしやくし、鬼の角をモチーフにしたはんこなどがある。
試作の段階だが、販売するとなるとべらぼうな値段になるとのことで、市販のめどはたっていないが、市販できる可能性のある商品開発につながることが期待される。
バレル研磨の船山理研工業所(燕市大関東川根)は、研磨し直したトランペットを展示。バレル研磨の加工見本をそろえて同社の技術をわかりやく紹介している。