10月20日から11月5日まで燕市立図書館で開かれている「長野ヒデ子 絵本原画展」にあわせて燕三条地域を訪れた絵本作家、長野ヒデ子さんは10月29日、三条市立図書館で自身の作品の紙芝居を子どもたちに見せた。
幼児とそのお母さんを中心に約50人が参加した。長野さんは「おにぎり おにぎり」、「くわず女房」などの紙芝居を見せた。「おにぎり おにぎり」は、自身が子どものころ、母からおにぎりに見立ててぎゅっと抱きしめられた思い出が原型になっていることを話し、参加した親子にも同じような体験をしてもらうと、親子とも笑顔があふれた。
三条の読み聞かせサークル「おはなしバスケット」も長野さんの「にらめっこしましょ あっぷっぷ!」を披露し、子どもたちは紙芝居の世界に入り込んで夢中になって見入った。
長野さんは絵本と同時に紙芝居も積極的に創作している。絵本を見せる合間に長野さんはお母さんらに向けて絵本と紙芝居の特徴や違い、紙芝居を絵の見せ方、引き抜き方のテクニックもアドバイスして楽しむこつを伝授していた。