長岡市の旧与板町出身の日本画家、三輪晁勢(1901-83)の展覧会「水彩と本画 色彩の輝き」が5日(日)まで弥彦村・弥彦の丘美術館で開かれている。
新潟市美術館や長岡市与板歴史民俗資料館、雪梁舎美術館が所蔵する24点を展示する。三輪晁勢は13歳で家族で京都へ移った。堂本印象に師事し、日本芸術院会員、京都府美術工芸功労者となった。京都市文化功労者、長岡市名誉市民(旧与板町名誉町民)でもある。
作品は1960年前後、三輪晁勢が60歳のころの作品が中心。水彩なのに油絵と見間違うようなタッチの作品が多く、日本画にとどまらずさまざまな技法に取り組んだ三輪晁勢の旺盛な向上心を感じることができる。