5日から8日まで行われる三条市・三条別院の報恩講、通称「お取り越し」にあわせて5日、三条別院のへの入り口となる三条中央商店街を歩行者天国にしてことし最後の三条マルシェが開かれ、鍋料理の味を競う鍋グランプリも行われる。
午前10時から午後3時まで開き、一般の出店は39で、鍋グランプリに15の計54店が並ぶ。うち8店が初出店。鍋グランプリは毎年2月の三条マルシェで行っていたもので、各店が用意する鍋料理を鍋チケットで味わい、おいしいと思った鍋に投票してもっとも得票の多かった鍋をグランプリとして表彰する。
鍋チケットは会場で販売し、1枚300円と4枚つづり1,000円の2種類ある。4枚つづりのチケットは抽選券付きで、午後2時20分から行われる抽選会に参加でき、出店者が用意した景品が当たる。
今回は毎年1月に城下町しばた全国雑煮合戦を行っている新発田商工会議所青年部がそのPRを兼ねて「ダシ香るあったか新発田雑煮」で初参戦。ごっつお屋の「ギョーザ鍋」、Lily & Marry'Sの採れたて野菜の鶏塩パイタン鍋も初めて参加。昨年グランプリのGozzo Latte(ゴッツォラーテ)は「ゴッツォ風ブイヤベース鍋トリュフ入りリゾットコロッケ添え」でタイトル防衛を目指す。
お取り越しとコラボレーションして、三条別院で配布しているお取り越し報恩講パンフレットを持参した人にオリジナルストラップをプレゼント。三条別院が企画した超難解スタンプラリー、お土産発掘ぐらんぷり、名物食いだおれ選手権ともコラボしている。
ステージイベントは、午前10時から路上ライブに飛び入り出演できるオープンマイクと午後1時半からタイピング選手権。タイピング選手権は市内中学生がパソコンのタイピングの速度を競う選手権で、2人ペアで第一中コンピュータ部5チーム、第二中文化活動部と第四中コンピュータ栽培部から3チームずつが出場する。
三条マルシェはこれまで5月から10月までの8月を除く毎月と2月に中心市街地を会場に開いてきたが、今年度は開催日も会場も柔軟に設定している。11月開催は2010年に1度だけあるが、寒かったためそれ以後は開かず、10月を1年の最後の三条マルシェにしてきた。
お取り越しが年々、衰退するなか、ことしは三条中央商店街が三条別院と一緒になって盛り上げようと取り組んでいることから、三条マルシェでも支援していこうと初めてお取り越しに合わせて企画した。実行委員会では、三条マルシェへ足を運んで、そのあとは三条別院のお取り越しへという流れに結びつくことに期待している。