10月21日、東京赤坂・アーク森ビル内の会員制DIY工房、TechShopTokyoで「TSUBAME HACK!」を開催しました。
TSUBAME HACK!は、社会人や学生など、業種や職種を問わず共にアイデアを出し合うイベントとして、平成28年度から開催しています。
5回目となる今回は、「使い手と作り手がともにつくるモノづくりとは」というテーマを掲げて基調講演、パネルディスカッション、そしてこれまでのTSUBAME HACK!から継続して活動しているチームの成果発表を行いました。
基調講演では、藤巻百貨店の創設者にして株式会社caramo(カラモ)の代表取締役社長である中村亮氏を迎え、講演いただきました。藤巻百貨店は価格競争が激しいネット通販業界の中、定価販売にこだわっています。価格の魅力ではなく商品の魅力で購入を促す方法について、詳しくご説明いただきました。
続いて、中村氏に加え株式会社メディアジーンの芹澤樹氏、燕商工会議所の高野雅哉氏、ツインバード工業株式会社の古川泰之氏、株式会社フィラメントの角勝氏によるパネルディスカッションが行われ、これからのモノづくりについて、作り手、使い手、繋ぎ手それぞれの視点から熱い議論が交わされました。
継続して活動しているチームの代表として登壇した古川氏は、「外部の人から意見をもらえる機会は貴重で勉強になった」と語り、続く発表への期待が高まります。
そして、これまでのTSUBAME HACK!から継続して活動しているチームの成果発表を行いました。
まず、燕市内モノづくり企業で働いている、横山貴博さん。自身の娘の夢をかなえる「マスキングテープカッター」という製品のアイデアを発表しました。
続いて市内ものづくり企業社長、起業家、県内大学生のチーム「sutto」。平滑な面同士が吸いつこうとする作用(リンギング)を利用したスタイリッシュな金属箸「sutto」を発表しました。
この製品は、11月11日のお箸の日にクラウドファンディングを開始予定です。
最後に、ツインバード工業株式会社の若手社員3名によるチーム「AXU」。人と人とがつながる、シェアすることをコンセプトにした給電・充電ができるケーブル「AXU」を発表しました。
3チームとも、製品化への熱意の伝わる発表でした。燕市では、以上3アイデアの今後の展開も応援していきます。
イベントに参加してくださった方々はほとんどが東京をはじめとする関東の方でしたが、アンケート回答では、皆様に満足いただけたようです。
次回のTSUBAME HACK!は、2月に市内でアイデアソンを実施予定です。ぜひふるってご参加ください!