越後味噌醸造株式会社(木龍康一社長・燕市吉田中町)は11、12の2日間、同社と同社向かいのサンコア中町駐車場で初めての大規模イベント「蔵祭り&M(MISO)1グランプリ」を開き、大勢の来場者でにぎわった。
「蔵祭り」では、みそ盛り選手権、みそガチャなどみそ蔵ならではの催しを同社建物周辺で行い、特別販売商品や福袋も販売する。「M(MISO)1グランプリ」は、同社の「袖ふり味噌」を使用した7つの飲食ブースがサンコア中町駐車場に集結し、来場者からおいしかったメニューに投票してもらい、順位を決めた。
ほかにも店舗では2日間限りの特別商品の販売、同社の甘酒や同社のみそを使った豚汁の販売も行うなど、みそ尽くしの2日間だった。初日は荒天ながら500人もの来場者があり、2日目は晴れてそれ以上の来場でにぎわった。
人気はみそ盛り選手権。参加費1,000円で30秒以内にしゃもじでみそをパックに盛れるだけ盛って持ち帰られるもので、2kgにも達しない人もいるなかで4kgを超した強者もいて、祭りにふさわしい盛り上がりだった。
同社は2015年10月の事業承継後から地元地域でさまざまなイベントに取り組んでいる。今回のイベントは、日ごろ世話になっている地域の人たちへの感謝のもてなしであり、燕市の活性化のひとつのきっかけにしたいと考えた。来年も継続したいと考えていたが、早く来年は9月15、16の2日間の開催を決めた。
予想を上回る来場に木龍社長は「地域の人たちに温かさを感じた。うちの会社が人が集まる理由になったことがうれしい」と同社の地域に根差し、存在感が高まっている手応えを喜んでいた。