ゆとり世代とも呼ばれる三条市の中高生の生の声を聞こうと12日、三条市興野1のライブハウス「ロケットピンク」で「超世代★ガチフェス2017」が開かれ、幅広い層、世代の70人余りが参加して音楽ライブとトークセッションで盛り上がった。
10代の高校生から政治や選挙、まちづくりに対する距離感や思いを聞いてみたいと、名古屋豊三条市議の後援会青年部である新風会がアマチュアプロレス団体の三条プロレスに話をもちかけて実現した。
加茂高校のバンド「Loute」、アラフォー代表の「小池納涼祭BAND」、チカアイドルの星「ラブハーフライス」のライブに、三条プロレスが特別興行。MCは2017ミスユニバースジャパン新潟代表となった三条出身の駒形悠さんがユニバースの衣装で登場し、タキシードを着た三条プロレスの多賀祐介社長と2人が務めた。来場者は出演者の知り合いや家族が中心で、親子連れや高校生などさまざまで、70人以上で熱気むんむんだった。
主催者としてはメーンのトークセッションでは、いずれも高校3年生の三条高女子1人、巻高男子2人、三条東高男子1人の4人と三条市・西明寺の佐藤道春住職、名古屋市議が出演し、「18歳が斬る!〜10.22衆院選〜」をテーマに意見を交わした。
18歳に選挙権年齢が引き下げられてから初めての総選挙だったが、高校生4人のうち18歳未満の1人を除く3人すべてが投票した。どう考えて投票したかを父と話した高校生もいた。
投野党がばらばらになったりしてよくわからないことがあった、人でなく政党で入れようと思った、自分がおとなになったときに子育てはどうなんだろうなどと考えて投票したなどと、一票を託す人を決めた理由などを話した。投票のための情報源は、「候補者の生の声が聞こえるから」とメディアに加工されていない生放送やネットを重視したと話す高校生もいた。
一方、高校生からは、市議会議員は何をやるのか、燕三条はなぜ合併しないのか、なぜ学校は米飯給食だけなのかといった質問があり、名古屋市議が回答に窮する場面も。共感する意見に拍手が起こることもあった。