降雪期を前に三条市建設業協会(外山誠一会長)は13日、三条市厚生福祉会館で三条市域除雪機械安全運行祈願祭と出動式を行い、市道、県道、国道の除雪を担当する業者や市職員、保育園児など約80人が出席し、この冬の除雪作業の安全を願った。
午前11時から三条市・神明宮の三上行雄宮司が安全祈願祭を行ったあと、除雪ドーザーやロータリー除雪車、歩道除雪車などが並ぶ駐車場で出動式を行った。
国定勇人三条市長はあいさつで、関係者に敬意と感謝を表すとともに、長期予報によると平年同様の予報だが、おととしにあったようにゲリラ豪雪という状況も発生するかもしれないとし、「日夜どころかいつ何時であっても、頭の片隅に雪のことを入れていただき、万が一の事態に備えていただきたい」、「皆さま方が私たち三条市民にとっての命の守り神であります。これから先、長い期間が続きますが、どうか健康を第一にされて冬場に臨んでいただければ」と願った。
あいさつに続いて、国道、県道、市道それぞれの除雪を行う業者代表がそろって安全宣言を行った。国道除雪代表の株式会社加賀田組の長谷部達也さん、県道の小柳建設株式会社の伊藤智克さん、市道の株式会社外山組の外山敬さんの3人が国定市長を前に、「三条市域に住んでいる皆さんが安全に安心して生活できるよう、冬期道路ネットワークの確保に力を合わせて取り組むことを誓います」と宣誓した。
さらに、旭保育所の年長児18人が手作りした安全祈願の金色の鍵を、「事故に遭わないように、除雪、頑張ってください」と声をそろえて、代表3人それぞれに手渡した。最後に園児たちが遊戯を披露し、建設業者に声援を送った。