日の丸観光タクシー株式会社(西山丈基社長・三条市東三条1)は、季節にあわせたデザインのラッピングタクシーを運行している。11月は、三条市の女性デザイナーがデザインした「吉祥(きちじょう)もみじタクシー」が運行し、ちょっとした人気だ。
ラッピングタクシーの導入は、2015年4月にサクラの花びらをデザインした「桜タクシー」を運行したのが始まり。その後も、市内を走るタクシー車両を目にした人たちに季節感を感じてもらえたらと、季節ごとにデザインを変えて運行している。
「吉祥もみじタクシー」をデザインしたのは、三条市で活動する女性デザイナー。日本伝統の文様「雪輪文様」をベースに、紅葉をイメージしたラッピングを前後左右の4枚のドアに施したタクシーを6台、運行している。
新潟を語るときになくてはならない雪は、五穀の精と言われ、豊作の吉祥とされる。さらに「皆様の吉祥(めでたいきざし、よい前兆、幸福)を願ってデザインしたタクシー」としている。
オレンジ色や赤などを柔らかな色合の優しく上品なデザインに目を止める人もおり、乗客から「季節感を感じさせるね」など声をかけられることもあるという。12月に入ると、冬バージョンが登場予定だ。