三条市の五十嵐川漁業協同組合(飯塚喜一組合長)は、19日午前10時から三条市庭月、道の駅「漢学の里 しただ」で「しただ郷五十嵐川 鮭まつり」を開き、サケのつかみ取り、イクラや鮭汁の販売などを行う。
三条市を流れる一級河川「五十嵐川」をことしも遡上してきたサケ。その自然の恵みに感謝し、多くの人たちに秋の川の味覚を味わってもらおうと開く。
サケのつかみ取りは、1回500円で特設のいけすに泳がせたサケを1匹、自分で捕まえて持ち帰る。イクラの販売は270グラム入り1個1,000円。新鮮で格安とイクラとあって昨年も開店前から行列ができる人気だった。今回は400個を1人1個に制限して販売する。
さらに、同道の駅では初めて製造した味付けイクラを1パック180グラム入り1,200円で限定30パック、販売する。五十嵐川で捕ったサケのイクラをしょうゆやみりんで味付けし、冷凍したもので、解凍すればすぐにおいしく食べられる。
ほかにも、鮭汁(200円)、サケの味噌漬け(1パック500円)、子持ちアユの塩焼き(500円)の販売や一般社団法人新潟県建設業協会三条支部による働く車の試乗体験もある。イベントは午後3時までだが、商品などが売り切れたら終わる。
道の駅からは冠雪の粟ヶ岳と終盤の紅葉を望める。近くの五十嵐川には、すでにハクチョウが飛来。当日は夜にかけて冷え込みが強まる予報だが、晩秋の下田郷とあつあつの鮭汁を味わってもらえたらと来場を呼びかけている。