新潟県三条地域振興局管内で事業所への弁当宅配を行っている3社は29日、にいがた減塩ルネサンス運動「昼食(サラ飯)充実プロジェクト」の一環で献立を構成した「野菜たっぷり!健康づくり弁当」を提供し、各50食限定で取り引きのない事業所にも販売する。
同プロジェクトは、三条地域振興局が働き盛り世代の健康づくりを推進するため平成25年度から行っており、3社は、その協力企業。
「野菜たっぷり!健康づくり弁当」は昨年実施し2回目。新潟県栄養士会三条支部が監修してメニューを開発。1日分の野菜摂取量の2分の1以上を使用し、食塩2.5グラム未満で調整。エネルギー量は、ごはん普通盛りで約820キロカロリーとしている。
29日に同弁当を提供する協力企業は3社で、旧三条市の職場が配達エリアのランチセンターさかい(三条市横町1)、燕市内の職場が配達対象の燕市厚生福祉事業協同組合(燕市大曲)が昨年に続いて2回目で、三条市内(一部を除く)の職場を対象とする協同組合三条給食センター(三条市西大崎2)が今回初参加。
共通メニューは、揚げ鶏のネギソース、サケの焼き物、切り干し大根の煮物、ホウレンソウとキクのお浸し、カボチャのサラダで、3社合わせて8,300食を提供する。
また、今回は、日ごろから配達している職場のほかに、今まで取引のない職場にも、5個以上まとまれば配達することにしている。販売数は、3社とも各50食限定で、24日までそれぞれで注文を受け付けている。地域によっては配達できないところもあるので、詳しくは各社に確認してほしいとしている。
にいがた減塩ルネサンスとは、脳卒中と胃がんの死亡率が高い新潟県で、その予防に有効な減塩対策を進める取り組み。「食塩は1日1グラム減らしましょう」、「野菜は1日1皿増やしましょう」、「果物は1日1個とりましょう」の3つを目標に掲げて、平成21年度から新潟県が推進している。
協力企業3社の、ごはん普通盛りの弁当1個の値段、配達区域、連絡先は次の通り。