燕市の市民教養講座のひとつ、陶芸教室の修了生が30年近く前に発足した陶芸愛好会「陶焔会(とうえんかい)」(大橋信義会長・会員14人)の第25回となる毎年恒例の陶芸展が25、26日と燕市総合文化センターで開かれている。
会員14人のうち10人が合わせて約150点を出展する。花器、皿、つぼなどが会場にぎっしりと並ぶ。
ことしは「陶板」を会員テーマ作品にした。夏に会員に赤土と白土の板を1枚ずつ配り、作陶してもらったもので、課題作品とも言える。
釉薬(ゆうやく)でシルエットのネコを描写したり、わらを載せて焼いて文様を表現したり、稲穂を押しつけてへこませたり、絵の具で彩色したりと、さまざまな手法や表現が楽しい。
発足当初からの会員が多く、53歳から79歳まで。平均年齢は60歳を超え、女性が多い。今の陶芸教室の講師、渡辺秀昭さんも会員として作品を発表している。25日は午後6時まで、26日は午前9時から午後4時半まで、入場無料。