特殊詐欺で1千万円被害　燕市の70歳代女性 (2017.11.30)

燕署は17日、9月初旬から10月5日ころまでの間に1,000万円をだまし取られた燕市内の70歳代の女性から特殊詐欺被害の届け出を受けて捜査している。

被害者のAさんに9月初旬ころ、見知らぬ男から電話があり、「あなたの個人番号の名義を借りて買い物をした」と言われた。その後、複数の男から電話があり、「名義を借りて買い物をした男が逮捕された。あなたにも捜査が入り逮捕されるかもしれない。逮捕されないためにはお金が必要だ」などと言われた。

その言葉にだまされたAさんは、9月末から10月初旬にかけて2回にわたり、宅配便で現金1,000万円を電話の相手に指定された住所地に送り、だまし取られた。

その後もさらに現金を要求する電話があり、不審に思ったAさんが警察に相談して事件が発覚した。

燕署では「お金を払わないと逮捕される」、「現金を宅配便で送れ」という言葉は典型的な特殊詐欺の手口であり、知らない者からの電話やメールでそうしたことを言われたら詐欺の可能性が高いので、警察に相談するよう呼びかけている。