豪華寝台列車「TRAIN SUITE四季島」を運行する東日本旅客鉄道株式会社は、年内最後の運行日だった30日、事業に協力した新潟県内の三条市、燕市観光協会、新潟市秋葉区、新津観光協会の4団体に盾を贈って感謝の意を表した。
四季島はことし5月からこの日までの計26回、運行された。3泊4日の運行で、県内は4日目に入ってJR新津駅で下車し、バスで鎚起銅器の燕市・玉川堂へ移動、見学し、再びバスでJR東三条駅へ移動して四季島に乗車した。JR東三条駅に停車する3泊4日コースは、来シーズンも4月16日から同様のコースで運行されるが、年内最後の運行のタイミングでJR東日本から協力団体に感謝の盾を贈ることになった。
三条市では、東三条駅でのバスの出迎え、四季島の見送りに東三条商店街と地元の園児が延べ10回、参加。この日の運行でも田島わくわく保育園をはじめ、ひまわり保育園、つくし保育園、三条白百合幼稚園、一の門わくわく保育園の5施設の園児がホームで旗を振ったり、歌ったりして乗客を見送った。園児のおもてなしに感動した乗客から、保育園に図書券が贈られるエピソードもあった。
燕市観光協会は、JR新津駅から玉川堂、玉川堂からJR東三条駅へ移動するバスの車内で職員がガイドを務めた。26回の運行すべてのほか、5回の訓練も含めると計31回、実施し、949人の乗客を案内した。
三条市役所には午前11時にJR東日本の日野正夫常務取締役が訪れ、東三条商店街の丸山俊雄会長、金子栄利副会長、白椿弘栄販売促進部長が見守るなか、国定勇人市長に盾を手渡した。
盾の上部には、緑を背景に走る四季島の先頭車両の写真、金色のプレートに四季島のロゴマーク、「TRAIN SUITE四季島 PARTNER」、「三条市殿 TRAIN SUITE 四季島の運行に際し ご尽力をいただきありがとうございます」などとある。
日野常務は、「車両や車内のサービスはできるが、停車する駅のおもてなしは、地域の皆さまのご支援ご協力あってのこと。なおかつ、お客さまからは自分が旅行してこんなに歓迎されたことはなかったと言っていただいた」と礼を述べた。
東三条駅での見送りは、3泊4日コースの最終日で、5月1日から11月30日までの計26回実施。東三条商店街のほか、地元の園児たちも述べ10回参加。この日の運行にも参加した田島わくわく保育園をはじめ、ひまわり保育園、つくし保育園、三条白百合幼稚園、一の門わくわく保育園の5つの園児たちが、旗を振ったり、歌を歌ったりして笑顔で乗客を見送った。
一方、JR新津駅ではそれ以外の燕市観光協会、新潟市秋葉区、新津観光協会への盾の贈呈が行われた。燕市観光協会からは井上亮事務局長と産業観光推進係の齋藤優介係長が出席し、齋藤係長が日野常務から盾を受けた。