三条市の市街地を走って心も体も新たに1年をスタートする恒例の三条市元旦マラソン大会が1日開かれ、2016年の1,797人を上回る史上最多の1,828人が参加し、雨上がりの元旦の三条を駆け抜けた。
三条市と三条市体育協会が主催。旧三条市時代から数えて47回目、合併してから13回目となった歴史ある大会だ。昨年に続いて三条市厚生福祉会館体育館で開会式を行い、市役所三条庁舎前の通りをスタート地点、市役所低層棟をゴール地点として競技した。
午前8時15分からの開会式は、体育館のギャラリーまでびっしりと埋まった。野崎勝康三条市体協会長の開会宣言に始まり、国定勇人市長が新年のあいさつ、ゲストランナーの市河麻由美さんの紹介、選手宣誓、継続出場表彰などを行った。
選手宣誓は3km男子の部に出場する三条商工会議所青年部の35人で行い、宣誓の人数でも史上最多。青年部の佐藤俊光会長が「われわれ選手一同は1年の始まりに気持ちいい汗を流し、三条市民、参加ランナーの輝く未来のため、雨に負けず、寒さに負けず、最後まで走り抜くことを誓います」と述べ、続いて全員で「誓います!」と唱和し、堂々とした宣誓で会場を引き締めた。
開会式が終わるころには大みそか夜からの雨がやんだ。最初のスタートの午前9時の気温は3.7度で、くもり空で風もなく穏やか天気に。大勢の観客が「頑張れー!」と声援を送るなか、国定市長のピストルを合図にランナーは三条のまちへ飛び出した。
記録に挑戦するランナーはもちろん、自分への挑戦、学校や職場のグループ、ランニングクラブ、友人や家族、帰省中の親せきなどでの参加、仮装のランナー、海上自衛隊や三条市消防本部の広報活動、応援など県内外からそれぞれの思いで参加した三条市元旦マラソンを楽しんでいた。
会場では知りあいを見つけては「明けましておめでとうございます」、「ことしもよろしくお願いします」と、新年のあいさつと笑顔があふれていた。三条市は各部門3位以上の結果をPDFでホームページにアップした。リンクは次の通り。