新潟市岩室観光施設「いわむろや」(小倉荘平館長・新潟市西蒲区岩室温泉)は、新年は2日から営業し、2日は「ツキつく餅つき大会」を開き、2、3日は鉄道ジオラマ走行を行っている。
いずれも新春恒例のイベント。午前10時半からもちつきを行い、先着150人につきたてのきな粉もちをふるまった。もちをつき始めるころには70人ほどが集まり、子どもたちも小さなきねで年齢の数だけもちをついてご機嫌。午前中は好天に恵まれ、日が差し込む館内で行うもちつきは新年にふさわしいめでたい雰囲気に。入り口に門松、館内にまゆ玉も飾った。
鉄道ジオラマは長沼朝夫さん(56)=新潟市西区=製作の県内最大規模のNゲージのモジュール。全周15メートルの3線エンドレス運転を行っている。あたかも列車の運転席に座っているかのように模型の先頭に取り付けたカメラの画像をリアルタイムでモニターテレビに映し出す。昨年5月1日に運転を開始した豪華寝台列車「トランスイート四季島」の模型も新登場している。
鉄道ファンに限らず、おとなから子どもまで目をくぎ付けにしていたが、なかでも「すごっ!」、「かっこいいね!」を驚きの声を連発していたのが昨年、金沢鉄道管理局でJR西日本を退職した新潟市の男性。糸魚川の実家に帰省した帰り道、鉄道ジオラマをやっていると聞いて「いわむろや」に立ち寄った。
転車台を回したり、気動車に乗せてもらったこともあり、「懐かしい。感動ですよ」と声を上ずらせ、「いいお年玉になりました」とイベントに感謝していた。鉄道ジオラマ走行は、3日は午前10時から午後5時まで行う。