燕市産業史料館では6日から28日まで企画展「グッドデザイン賞〜燕編〜」を開き、燕市のグッドデザイン賞受賞作品の半世紀に及ぶ歴史を通してを通して燕市の工業デザインを振り返っている。
グッドデザイン金賞、中小企業庁長官賞、ロングライフデザイン賞など特別賞を受けた商品を中心にカトラリー、包丁、ケトル、鍋、ボウル、デスクライトなど40点を展示。1966年に燕市内の企業で初めて受賞した洋食器メーカー・小林工業株式会社の製品のひとつ「ラッキーウッドNo.1100<デラックス>」を展示しており、これは県内企業での初受賞でもある。
グッドデザイン賞は57年の創設で、県内では700点以上が受賞し、うち8割を燕三条地域の企業が受賞。全国でも上位の取得数で、30年以上も続けて受賞している企業もあれば、多くの受賞がロングライフとなって販売が続けられ、数字だけでは計れない輝かしい記録もある。
そもそもグッドデザイン賞受賞製品に表示が許される「Gマーク」は、燕市の名誉市民で64年東京五輪のシンボルマークのデザインなどで知られる燕市吉田地区出身の亀倉雄策氏(1915-97)がデザインしているのも地元としては誇らしい。
燕編に続いて今度は三条編を2月3日から25日まで開く。午前9時から午後4時半まで開館、入館料はおとな300円、子ども100円。土、日曜と祝日は燕市内の小中学生と付き添いの保護者1人が無料。問い合わせは燕市産業史料館(0256-63-7666)。