年明けとともに新年度をスタートした一般社団法人燕三条青年会議所(会員80人)の本間隆之理事長(39)は9日、年頭の記者会見を行った。昨年10月に開いた燕三条コンファレンスで燕三条JCの総合戦略を発表。その5カ年計画の最後の年となる2022年には三条、燕両市の市議選もあり、両市議会で合併協議会を設置させるために議会で過半数の賛成が得られる取り組みを進める考えを示した。
燕三条コンファレンスでは「燕三条青年会議所は『県央中核市』誕生を目指し燕三条市実現に向けて運動する」と燕三条JC宣言を行った。本間理事長は合併のために「ことし1年間は燕三条市になることによってどのようなメリットがあるのか、デメリットがあるのかををていねいに説明していく」、「あまり大きな派手なことはできないかもしれないが、着実にこの5カ年計画にのっとって、きちんと目的を達成するために大きな第一歩を踏み出したい」と述べた。
市議会で合併賛成を多数にするには、JCとして基本的に政治活動ができないので、市長選立候補者の討論会開催や応援など間接的なかかわりを考える。会員あ今年度50人増、将来的に100人増を目指す。シニアクラブでもことしは会員拡大の部門ができたことなども話した。
本間理事長は燕市生まれで長岡造形大を中退して22歳で起業した後、東京で10年度ほど暮らし2011年にホームページ制作のドコドア創業、代表取締役に就く。