強い冬型の気圧配置で11日、40センチを超える積雪となった三条市では、10日夕方から11日にかけて昨年12月6日以来、この冬2回目の全市一斉除雪を行った。
10日昼ころから本格的な雪が降り始め、早い場所では夜を待たずに夕方から除雪車による除雪を開始。その後も積雪が増えたことから11日にかけてもう一度、除雪したところもあるほか、11日もあらためて日中除雪を行っているところもある。
一方、燕市の積雪は燕・弥彦消防の午前11時の観測で燕地区10センチ、吉田地区2センチ、分水地区3センチと三条市より断然に少なく、除雪は行っていない。ただ、今後もしばらく冬型で雪が降りやすい予報となっていることから、12日の明け方を待たずに11日夜からの全市一斉除雪を検討している。
11日も雪は断続的に降り、三条市消防本部南分遣所の観測では、午前9時の積雪は29センチ。正午には40センチに達した。三条の正午までの気温は最低が−0.1度、最高が1.3度で、正午は0.3度となっている。
11日午後1時現在、県央地域5市町村はすべて10日から大雪警報が継続して発表されている。11日午後1時19分の新潟地方気象台の発表では、県内は12日昼前にかけて大雪に警戒を呼びかけている。北陸地方は上空5500メートル付近に氷点下33度以下の寒気が入り、日本付近は冬型の気圧配置が強まっており、13日にちにかけて強い冬型が続く見込み。12日正午までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、下越で平地40センチ、山沿い40センチ、中越で平地50センチ、山沿い50センチ、上越で平地50センチ、山沿い50センチ、佐渡で30センチ。11日午後1時現在の各地の積雪は次の通り。
魚沼市守門 | 166センチ |
津南 | 129センチ |
阿賀町津川 | 116センチ |
湯沢 | 99センチ |
十日町 | 94センチ |
魚沼市小出 | 89センチ |
妙高市関山 | 86センチ |
上越市安塚 | 58センチ |
関川村下関 | 49センチ |
長岡 | 45センチ |
柏崎 | 23センチ |
新潟市新津 | 20センチ |
糸魚川市能生 | 16センチ |
佐渡市相川 | 10センチ |
新潟 | 8センチ |
上越市高田 | 7センチ |