13日の三条は、明け方に気温が−8.4度まで下がり、2007年に−11.2度を記録して以来11年ぶりの厳しい冷え込みだった。最高気温も−0.4度と氷点下のままでこの冬初の真冬日ともなり、凍結した道路で転倒する人の救急搬送も相次いだ。
大雪をもたらした強い寒波で前日から氷点下の冷え込みが続いた。明け方はそれに放射冷却が重なってさらに厳しく冷え込んだ。
朝のうちは青空が広がって雪は一段落したが、夕方になって再びまとまった雪となった。三条市南分遣所の観測では、積雪は午前9時で66センチと前日同時刻より6センチ減り、午後3時の62センチまで減ったが、夕方からの雪で午後6時には72センチと再び70センチ台に戻った。
大雪と低温による事故やけがもあった。三条市消防本部によると朝、カーポートの雪下ろしをしていた50歳代の男性が地面に落ちて、足を骨折する事故があった。このほかにも、凍結した路面や雪道で転倒した人の救急要請が相次ぎ、40歳男性、60歳男性、50歳女性2人、70歳女性の計5件の救急搬送を行った。
翌14日は日曜で、屋根の雪下ろしをする人も多いと思われるが、十分な注意が必要だ。