ツインバード工業株式会社(野水重明代表取締役社長・燕市吉田西太田)は11日、燕三条ワシントンホテルで恒例の賀詞交換会を開いた。協力会社など昨年を10社上回る168社から248人が出席し、野水社長は「お集まりの皆さまからの絶大なるご支援ご指導をいただき、皆さまとともに成長する素晴らしい1年にしたい」と願った。
野水社長はあいさつでまず、最近の4つのトピックスとして、「燕三条 工場の祭典」の初参加、白物家電市場への参入、野水社長の「カンブリア宮殿」出演、日本橋自社ビルでの「Gate CAFE」オープンについて話した。
外部環境は人口減少、グローバル化、AI、IoTを中心とした第4次産業革命、消費構造の変化、さらに2020年の東京五輪パラリンピック開幕に向けた駆け込み需要とその反動が予想される。
そのなかでツインバードは企業理念の商品開発型企業であることが強み。地域とものづくりを通じて小ロット、多品種、スピード開発力によりターゲットユーザーに向けたオリジナリティーあふれる製品やサービスの創造でツインバードブランドの価値を高め、海外販路の開拓を進め、外部環境の変化も「社員数300人のコンパクトな企業であるツインバードにとって、必ずフォローの風となる」と確信する。
2018年度は「主体的に考え、迅速に行動し、会話、協働を促す組織」、一言で言えば「自律的な組織」が基本方針。2017年は国内製造比率30%を目標に取り組み、順調に増加した。2018年はさらに国内製造拡大を進める。
「皆さまのお力添えをいただきながら品質、デザイン、機能に妥協せずに細部までこだわり、製品全体の付加価値を高めるていねいなものづくりを行い、『MADE IN 燕三条』を全国へ、また全世界へ発展して世の中のお役に立ちたい」と抱負を示した。