西蒲署の発表では13日夕方、弥彦村弥彦、弥彦山(634m)の登山道で下山中に新潟市の60歳女性が死亡した事故は当初、雪崩によるものと思われていたが、14日に行った見分の結果、倒木によるものとわかった。死因は多発性外傷による出血性ショック死だった。
見分では雪崩は認められなかった。積もった雪の重みでスギなど複数の大木が倒れていた。倒木とともに積もっていた雪が落ちてきて雪崩と誤認したようだ。事故のあった表参道コースはそもそも昨年末から倒木のため通行止めになっており、下山中に運悪く倒木に見舞われたということのようだ。
西蒲署でも登山口に立ち入り禁止のテープを張った。弥彦村へも事故現場周辺の再発防止のための改善を求める。
登山口へ向かう弥彦山ロープウェイ山麓駅へ続く道の途中でも木の枝が折れて外灯を壊している所があり、短時間に大量の降雪があったため木に積もった雪の量が多く、倒木などの危険性が高まったようだ。