新潟市西蒲区の旧巻町・福井集落で江戸後期に建築されたかやぶきの古民家、旧庄屋佐藤家で14日、恒例の正月行事が行われた。
1999年から福井旧庄屋佐藤家保存会の主催で行われている行事。1999年から毎年行われている。ことしもまゆ玉飾りに始まって地元の神楽舞、紙芝居と昔話、もちつき、もちで昼食、昔の遊び、ビンゴゲームを行った。
福井集楽の子どもたちとその家族を中心に毎年数十人の参加があるが、子どもは地域の子どもたちと重なったようで、保存会会員など10人余りにとどまった。それでもみんなでまゆ玉を飾ると福井集楽の神楽倶楽舞の15人のうち11人で獅子舞を披露した。
かつては福井の神明神宮で神楽は絶えてしまった。再び地元の神社で神楽をと旧巻町の源八神楽にならって神楽を復活させ、ことしで11年目。笛や太鼓のはやしにあわせて2人1組で舞った。時代を感じさせる建物のなかで屏風を背に舞う獅子舞を遠い昔にタイムスリップしたようだった。