この冬最強の寒波に見舞われるなか、24日の三条の午後10時までの最低気温は-5.3度の厳しい寒さとなっている。
最高気温は明け方の1.3度で真冬日にはならなかったが、毎正時の観測地では午前9時の-1.9度以降はずっと氷点下が続いた。明け方と夜に西寄りの強い風が吹き、瞬間最大風速は16.3メートルを記録した。
消防の観測で三条市の積雪は午後5時で47センチ。燕市は午後6時で燕地区29センチ、吉田地区13センチ、分水地区23センチ。新潟地方気象台は県央地域では三条市と加茂市で大雪警報を継続しているほか、午後4時22分に新たに燕市と弥彦村に暴風雪警報を発表した。燕市は24日未明から全市一斉除雪を行う。
気温が低いために路面が凍結し、雪は粉雪のまま積もって風が吹くと簡単に舞い上がって地吹雪になり、目の前も見えないほどのホワイトアウト状態になることもあった。
夜の通勤時間帯ものろのろ運転による渋滞が各地で発生し、渋滞の車列は道路に覆った雪がヘッドライトの光を反射して道路を照明したように明るくしていた。