鈴木力燕市長は30日、定例記者会見を行ってインターンシップ受け入れの宿泊・交流施設の完成、首都圏の学生向けの就職イベントの開催、天神講菓子展の開催など11項目を発表した。
4月8日投票の燕市長選に対抗馬が出ると見られるていることについての質問に鈴木市長は、「常に対立候補が出るという前提でのぞんでいるので、どなたが出てもその方と正々堂々、政策論争をして市民の賛同を得ていきたい」とし、2月に市内3地区それぞれで市政報告会を開き、「2期8年間の総括と、3期目に向けてこんなことをやりたいというのを報告しようと思っている」と述べた。発表項目の概要は次の通り。
- インターンシップ受け入れの宿泊・交流施設が完成
ものづくりに関心のある若者の本格的な受け入れがスタートします
旧産・学・官・金が連携して推進する「つばめ産学協創スクエア事業」で、インターンシップで燕を訪れる学生たちの宿泊と、市内企業や教育機関の関係者などの交流にも活用できる拠点施設が燕市宮町の商店街に面して完成、2月5日に完成披露会が開かれる。「公益社団法人つばめいと」が産業界から寄付金を募って整備した施設で、インターンシップで燕を訪れた大学生などが宿泊できる機能、学生と企業の情報交換、各種セミナーの開催が可能な研修室などを完備する。
→つばめ産学協創スクエア事業
- 首都圏在住の学生向けに就職イベントを開催
ワークショップを通じ“燕市で働くこと”についてPRします
燕市出身で首都圏在住の若者と燕市とのつながりを維持し、U・Iターンを促進する「東京つばめいと」事業。メンバーの交流会などのほかに、燕市の企業を紹介するワークショップなども実施。今回は2月17日午後1時から東京都港区浜松町の世界貿易センタービル8階「僕らのワークデザインラボ」で地方就職を検討している首都圏在住の学生向けに就職活動前の事前準備も兼ねた「燕の企業発見ワークショップ with レゴ?」を開く。
→東京つばめいと
- 「ブラつばめ」第2弾を本日公開
水道の塔と燕の金属産業の関わりに迫ります
燕市の歴史文化について楽しく気軽にふれてもらうため、テレビ番組を参考に「ブラつばめ」と題し、市内の指定文化財などをテーマに燕市の歴史文化や風土を紹介する動画が「ブラつばめ」。その第2弾「水道の塔編」が完成し、30日、「YouTube」で公開した。
- 春を呼ぶ「天神講菓子展」を各所で開催
展示・販売やワークショップを行います
「天神講」は学問の神様、菅原道真公を命日の2月25日にしのび、学業成就や、子どもの健やかな成長を願う風習。燕では色鮮やかな「天神講菓子」を飾るのが特徴です。その「天神講菓子」の展示、販売やワークショップを行う「天神講菓子展」を各所で開く。ことしは新たに、燕三条地場産業振興センターや、新潟ふるさと村でも開き、ワークショップも道真公や絵馬をかたどったキャンドルづくりも加わる。
→越後つばめの天神講
- 「道の駅国上」ウェブサイトがリニューアル
地域おこし協力隊員と指定管理者が協力して作成しました
燕市国上地域の活性化に取り組む地域おこし協力隊員と、「道の駅国上」の指定管理者のNPO法人ふれあいパーク久賀美とが協力し、今まで道の駅内の施設ごとに分かれていたウェブサイトを統合した「道の駅国上」のウェブサイトを開設した。イベント情報や観光情報を、これまで以上にリアルタイムで発信していく。
→道の駅国上
- 平成30年度 夏まつりのポスターデザインを募集
夏まつりを一層盛り上げるデザインをお待ちしています
ことしも燕市夏まつりの魅力を市内外に発信し、夏まつり開催までの機運を高めようとポスターのデザインを募集する。採用作品には賞金10万円を贈る。完成したポスターは市内各所に掲示し、市ホームページや各種広報媒体などでもPRに活用する。募集締め切りは3月12日。
→平成29年度夏まつり
- 異業種交流研修会〜若手社員編〜を開催
若手社員の目線で男女共同参画について考えます
職場外の同年代社員との交流を通じて、コミュニケーション能力の向上を図るとともに、男女共同参画について学ぶことを目的に、「女性が輝くつばめプロジェクト」の一環として、若手社員を対象とした異業種交流研修会を3月2日午後2時半から燕市民交流センターで開く。講師に日野佳恵子氏を迎え、男女の特性の違いやワーク・ライフ・バランスなどについて理解を深める講演会とワークショップを行う。参加申し込みは2月23日までに地域振興課(電話:0256-77-8361、メール:chiiki@city.tsubame.lg.jp)。
→男女共同参画
- 紙芝居レベルアップ講座を開催
演習を交え、紙芝居の効果的な演じ方を学びます
絵本などの読み聞かせ活動を市民に広げ、読書活動を充実するため、市内のボランティア団体と連携して「BOOKサポーター育成事業」を実施している。 その一環として、長岡こども医療・介護専門学校 保育科 非常勤講師で紙芝居サークル「新潟ひょうしぎの会」の今井和江さんを講師に迎え、紙芝居の声の出し方や絵本の読み聞かせとの違いなどを学ぶ「紙芝居レベルアップ講座」を3月4日午後2時から三条市中央公民館で開く。
- 子どもの貧困”をテーマに講演会を開催
地域ぐるみの支援について考えます
子どもの貧困が大きな社会的課題となるなか、貧困に陥っている子どもを支援するには地域ぐるみでの支援が不可欠だが、貧困は多くの人にとって見えづらく、実感のわきにくい課題。3月3日午前10時から「子どもの貧困」をテーマに後援会を開き、燕市の現状を交え、子どもの貧困についてわかりやすく解説し、支援のための地域の関わり方などを考える。
- 介護予防に向けた「地域の居場所」づくり活動報告会を実施
昨年度の講座を受講した3団体が活動をスタートしています
住民主体による介護予防サービスの充実を図るため、幅広い年代の住民が集う「地域の居場所」の立ち上げを支援している。昨年度はその準備として「地域の居場所のつくり方講座」を開催し、いくつかの団体が実際に「地域の居場所」を運営をスタート。今回は講座受講生へのフォローアップと、さらなる活動展開を推進するため、2月8日午前10時から市役所で活動報告会を開く。
- 弥彦村との水道事業の統合に関する基本協定書を締結します
弥彦村と共同で安全・安心な水道水を安定供給します
燕市と弥彦村は、浄水場の老朽化という共通の課題を抱えている。水道事業を統合し、共同で浄水場を更新整備することで建設コストの削減などが見込めることから、弥彦村と水道事業の統合に向けて協議を進めてきた。このたび、水道事業の統合に関し基本的な事項について合意し、2月7日午前10時半から市役所で基本協定書の締結式を行う。