燕市東太田地内の旧県立燕工業高校の校舎1階の一部をリノベーションした「燕北多目的武道場」が2月から供用開始するのを前に28日、オープニングセレモニーが行われた。
鉄筋コンクリー造2階建て延べ床面積1,977平方メートルの校舎の1階のうち659平方メートルを多目的武道場と男女別の更衣室にリノベーションした。多目的武道場は全面畳敷きで空手マット3面分も備える。音が近隣の迷惑にならないよう窓は二重サッシで天井には吸音材を張った。駐車場は109台を収容できるが、トイレの数は変わっていないので現実的には大きな大会の開催は難しい。
2月1日に供用を開始し、休日と日曜は午前9時から午後5時まで、それ以外の日は午前9時から午後9時半まで開館する。多目的武道場の使用料は30分単位で1面につき200円。利用したい人は利用日の7日前までに燕市教育委員会社会教育課スポーツ推進係へ申請書を提出する。
式典のあいさつで鈴木力市長は「子どもたちから高齢者まで多くの人たちがよりスポーツに親しみ、武道に鍛錬し、そして健康づくりをする拠点となることを期待する」と述べ、テープカットを行った。アスリート向けに開発したアスリート弁当を紹介したあと、2020KARATEアンバサダーに就く長岡市に住む天才空手少女、高野万優(まひろ)選手をはじめ、市内団体や燕市出身選手らによる空手、合気道、少林寺拳法、太極拳の武道演武を行った。
このあともアスリート弁当の試食会や空手教室も開いた。