2日の三条は明け方、放射冷却もあって最低気温-6.5度と厳しく冷え込み、最高気温は2.9度で平年並みには届かなかったが、日中は快晴が続く今の時期として貴重な好天だった。
毎正時の観測値では正午の0.9度でようやく氷点下を脱し、午後9時には再び-0.1度で氷点下に戻った。明け方の強い冷え込みで濃霧が発生し、モノトーンの幻想的な風景を演出した。
日中は風も弱かった。1年で最も気温が下がる時期だが、日差しはこの時期としては信じられないほど強く、車の乗っていると窓を閉め切っていては汗ばむほどの暑さになり、太陽の威力を実感させた。
しかし、このあとも寒波の襲来が予想されている。この晴れ間のうちに雪を始末しようと、燕市・サンロード宮町商店街では午後から商店主らが声をかけあっていっせいに雪かきを行った。店舗の前に積み上げておいた雪を崩して広げ、日差しの力を借りて溶かしていた。通りは片側駐車可能になっており、「お客さんが車を止める分くらいはきれいにしとかないと」と日差しを受けて輝くように白い雪に目を細めながらスコップを動かしていた。