燕市のご当地かるた「つばめっ子かるた」を使ったかるた大会「第5回つばめっ子かるた大会」が4日、燕市体育センターで開かれ、107チームが参加して子どもたちはかるた取りに熱中した。
昨年の114チームを上回るいる。これまでの小学生に加えてことしは対象を幼児にも広げたことで114チームが参加を申し込む過去最大の大会となっている。
燕市は、新潟市出身の絵本作家、黒井健さんに原画を依頼して5年前に「つばめっ子かるた」を完成してから毎年、かるた大会を開いている。ことしの参加は、幼児の部23チーム、小学校低学年の部31チーム、同中高学年の部53チーム。昨年の114チームには届かなかったが、参加者数は321人にものぼる大規模な大会となった。
1チーム3人編成で午前に幼児の部と小学校低学年の部、午後から中高学年の部の競技を行った。各チームは相手を変えて3回の対戦を行って勝ち数、次いで取り札の数の合計で順位を決めた。
開会式では、幼児の部に出場した3人が選手宣誓も行って競技開始。市内の子どもたちの多くがつばめっ子かるたの読み札の言葉を暗記している。つばめっ子かるたには、対戦前の自己紹介や待つ間は正座して手をひざの上に置き、お手つきをしたら両手を頭にといったマナーが定めてあり、子どもたちはマナーをしっかり守り、礼節を重んじて競技した。
とはいえ競技には全力を集中。遠くにある札を取ろうと飛び込む場面も。お母さんのアイデアでそろいのTシャツとバレエのようなスカートで参加した女の子のチームもあり、応援の家族も一緒に楽しみながら戦っていた。
鈴木力市長、仲野孝教育長、燕市教委社会教育課の宮路一則課長の「燕市役所チーム」も数合わせで参戦。おとなの対応で子どもたちに花を持たせ、子どもたちに目を細めていた。