三条市は2日、三条市立西鱈田小学校(前田綾子校長)でエコクラス認定証交付式を行い、環境に優しい活動を続ける「エコクラス」認定制度に取り組んだ4年生をエコクラスに認定した。
エコクラス認定制度は2003年度に旧三条市が創設し、合併後も継続している。小中学校のクラス単位で節電や節水、給食を残さない、花を植えるなど地球に優しい生活を考えた目標と実践項目に継続して取り組み、その結果を三条市に報告する。環境に優しい学校生活を送っていると認められると、三条市長がエコクラス認定証を交付している。
認定式には三条市環境課の梨本大輔係長が市の環境マスコットキャラクター「エコちゃんサンちゃん」とともに4年生の教室を訪れ、児童の取り組みの発表のあと、児童の代表に認定証と記念品を手渡した。記念品は、植物油で作られた固形石けん、間伐材を使ったノート、エコちゃんサンちゃんのステッカー。
4年生は1クラスで、環境教室の出前講座を受講して学び、エコ、地球温暖化、電気、水、マキシン(粘着テープの巻芯リサイクル)の5つのグループに分かれて、節水や節電の呼びかけ、リサイクル、環境問題の周知などそれぞれが地球に優しい取り組みを考えて活動した。
梨本係長は児童の取り組みをたたえ、これからも環境に優しい活動を続け、活動を家族や地域へも広めていってほしいと話した。
同校の取り組みは、昨年の4年生に続いて2年目で、市内では74クラス目のエコクラスに認定された。今年度は、同クラスのほか、大崎小、笹岡小、大面小、保内小、上林小、栄北小の7つの小学校の4年生が取り組んだ。