学問の神、菅原道真の命日の2月25日は、学業成就や合格祈願を祈る天神講。燕市では天神講に供える菓子が名産で、各地で天神講菓子展を開いてPRしている。
天神講菓子は道真やタイ、カメ、ニワトリなど縁起物もかたどった菓子で、中にあんが入った「粉菓子」、砂糖を型に流し込んで彩色した「金花糖」、日持ちしないが人気の「生菓子」の3種類ある。
天神講菓子展は恒例で、1日から25日まで燕市の道の駅国上と新潟市西蒲区の新潟市岩室観光施設いわむろや、3日から25日まで三条市の道の駅燕三条地場産センターと燕三条Wingで販売しているのに加え、24、25の2日間は新潟市西区の新潟ふるさと村でも開く。道の駅燕三条地場産センターと新潟ふるさと村ではことし初めての開催だ。
各施設で関連イベントのワークショップや体験会も企画されている。「天神講菓子色付け体験」が11日(日)いわむろや、18日(日)燕三条Wing、24日(土)新潟ふるさと村でいずれも午前10時半からと午後1時30分からの2回開かれる。各回先着10人が参加費600円で参加できる。
「ミチザネコウキャンドル作り体験」が18日(日)の午前11時半からと午後2時半からの2回、各回先着10人で行われ、参加費700円。「カラフル絵馬作り体験」が25日(日)午前10時から午後2時まで新潟ふるさと村で開かれ、予約優先で参加費500円。紙で道真を作る「菅原道真公を作って飾ろう!」が25日(日)まで道の駅国上で随時行われており、参加費300円。
また、燕三条地場産センターでは25日(日)までの土、日曜と祝日に「豪華な9制作体験」が行われており、数字の「9」をかたどったアクリルの板にジュエリーパーツでデコって「豪華9(合格)」お守りを作るもので、素材は東京の湯島天神で祈とうしてきたありがたいもの。参加費500円で、天神講商品を500円以上買った人は300円で参加できる。
ことしは大学センター試験に間に合うように初めて1月にも道の駅国上で天神講菓子展を開き、売れ行きは順調だった。鈴木力市長は2011年の市長就任以来、天神講菓子をプッシュしており、各地のスーパーでもふつうに天神子菓子が並ぶまでになっている。