三条の積雪は7日午後3時で130センチに達し、2011年の118センチを上回り、過去25年では最高を記録した。道路交通はまひ状態になって帰宅に数時間もかかる人もいれば、自宅と会社で1日に2、3度の除雪作業も当たり前。白魔が市民生活を圧迫し、市民は疲弊している。
7日は午後から雪は弱まったが、それまでは相変わらずの雪で積雪もぐんぐん増えた。道路では圧雪が厚みを増し、各地でデコボコになった路面にタイヤがはまって立ち往生する車が続出。道路交通はまひ状態になり、日をまたいで渋滞が続く所もあった。
夜の会社帰りの時間はさらに悪化し、この冬で最悪レベル。三条燕インター周辺では夜11時を過ぎても渋滞が続いた。交差点内の圧雪がとくにひどく、1台が立ち往生から脱出しても見てる間に次の車が立ち往生するといった具合で、改善する気配がなかった。
三条燕インターも一般道へ出る交差点手前で立ち往生が相次ぎ、その後ろには車列が伸びた。立ち往生した車を脱出させるという対症療法ではらちが明かず、圧雪をはがすしか渋滞を解消する手だてはなかった。
国道8号と交差するガスト三条須頃店前の県道256号付近では車が止まるたびに立ち往生し、近所の自動車販売店の社員6、7人が出ずっぱりで仕事のように脱出を手伝っていた。
燕市中央通2、玉川堂では午後から仕事をストップし、社員総出で敷地内で除雪作業を行った。社員駐車場は業者に機械除雪を頼んだが、業者は道路除雪で手一杯でいつになるか当てにならないため、社員は気が遠くなるような雪と格闘していた。