8日午後3時ころ、下田地区の荻堀1地内の空き家となっていた元割烹旅館の一部が倒壊した。屋根に積もった雪の重さが原因と見られる。けが人や周辺の建物などへの被害はなかった。
倒壊したのは、三条信用金庫下田支店並びの木造2階建ての元割烹旅館「えびすや」。建物全体の半分、大広間だった場所がつぶれた。
近所の人の話では、営業をやめて20年余りになり、昨年12月から建物が傾いていた。すでに1週間ほど前に積雪が増えて屋根が抜けて穴が開いていたらしい。
8日午後2時ころに付近で雪かきをしていた人は、「建物がゆがんでいるのは見ていたが、まさか1時間後に崩れるとは思わなかった」と驚いていた。
倒壊時に近くにいた人によると8日午後3時ころ、外に出ていたら「どどどどどどーっ」と大きな音がして、音のする方を見ると、それまで見えていた建物が崩れて見えなくなっていたと話していた。
崩れていない部分の屋根には、2メートル近くの雪が積もっており、雪の重みで倒壊したと思われる。付近ではすでに雪下ろしした住宅もある