12日未明、燕市・サンロード宮町商店街で空き店舗の外壁が崩れ落ちる事故があった。この事故によるけが人はなかった。
午前1時20分ころ、宮町の旧武田文祥堂の木造2階建ての店舗で、正面の2階部分の外壁がそっくりはがれるように崩れ、下の歩道に落下した。幸い下を歩いている人はなかった。
外壁の2階部分は幅約8メートル、縦2メートル余りある。外壁は、通りに向かって下がっている瓦屋根に対して看板建築のように屋根より高く設置されていたことから、雪の重みがかかって崩れたらしい。
建物は築50年近くはたっている。商店街では10、11日と2日間にわたって排雪が行われたほどの積雪だった。事故当時、営業していた近所にある飲食店の経営者の話では、ドサッという音にメリメリという音がまじった大きな音がして、交通事故かと思って外へ出て壁が崩れていることに気が付いたと話していた。