「地域の子どもは地域で育てる」がスローガンの寺小屋つばさ実行委員会(高橋克典会長)は12日、ことしも加茂市・新潟経営大学で「第7回ゆきんこカップ」を開き、参加した県央地域が中心の小学生72人は、人気テレビ番組「逃走中」に模したゲームなどに熱中した。
家に閉じこもりがちな雪国の冬に体を使って楽しんでもらおうと毎年開いている。ことしは定員90人に対して例年を上回る356人もの参加申し込みがあり、抽選で94人の参加を決めたが、大雪やインフルエンザの影響で事前のキャンセルで80人に、さらに当日キャンセルがあって72人が参加した。
ことしも新潟経営大学の東川ゼミが共催し、ゼミの学生19人をはじめ、県内の大学生など35人もスタッフとなって運営を手伝った。
午前は外で雪合戦の計画だったが、大雪で雪は十分過ぎるほどあったが、雨で下がぬかるんだこともあり、屋内に会場を移してゲームを行ったあと、午後から子どもたちお待ちかねの校舎を使った「逃走中」のようにハンターに捕まらないように逃げるゲームを行った。
8班に分かれた対抗戦で、黒ずくめの服を着たハンターに捕まらないように逃げ回った。ハンターに捕まったら牢屋(ろうや)に入れられる。牢屋でも「タスキング」のくじ引きに当たると牢屋から出られ、アイテムマンを見つけて「復活のかけら」をもらうと仲間を助けることができる。
子どもたちはゲームとはわかりながらも、その世界観に没頭。「いやだー!」と大声を上げて全速力で逃げ回り、寒さも忘れてハンターとの戦いに熱中していた。