14日、平昌冬季五輪スノーボード男子ハーフパイプ決勝で、新潟県村上市出身の平野歩夢選手(19)が前回ソチ五輪に続く銀メダルを獲得した。平野選手が年長児だった時代からスノーボード仲間だった燕市の関川啓三さん(43)は「悔しくて見られないかも」と話した。
決勝は午前中に行われたが仕事中だったのでライブで見られず、ネットの文字情報だけで結果を知った。その情報だけの感想だが、まずは銀メダルに「残念でした」。続けて「やれることは全部できたんじゃないかと思う」と想像した。
金のショーン・ホワイト選手は平野選手とほぼ同じ4回転、4回転、3回転半、3回転半のルーティンだったと言う。平野選手は世界ランキング1位で最近も世界大会で優勝しているので、どっちが勝ってもおかしくなかったが、「ショーン・ホワイトは同じルーティンで決めた。同じルーティンなら体が重い方が高さが出る」、「ショーン・ホワイトは同じルーティンじゃないと優勝はなかったけど、それを決めてくるのがショーン・ホワイト」とも。
関川さんは大学4年生からスノーボードを始め、平成23年度JSBAスノーボード選手権大会のハーフパイプシニアクラスで優勝した実力者。平野選手を育てたハーフパイプコースを備える山形県小国町の横根スキー場で、平野選手が4歳から小学校4年生になるころまで一緒に遊び、腕を磨いた。同じチームで大会にも一緒に出場した。
平野選手には「金に手が届くところまで来てたのに残念。モチベーションを保つのは大変だろうけど、また4年後にやってくれるんじゃないかと思う」と願うとともに、「燕三条に来てしゃべってほしい」と、平野選手かその父の講演が地元で開かれることにも期待している。
関川さんの平成23年度JSBAスノーボード選手権大会ハーフパイプシニアクラス優勝に伴って関川さんを紹介する記事を掲載した燕市の「広報つばめ」の2012年1月1日号特集「シリーズひと」へのPDFへのリンクは次の通り。
■「スノーボードは年齢に関係なくみんなで楽しめるウインタースポーツです」