2018年最初の燕三条「畑の朝カフェ」が25日、三条市岩淵の内山農園で開かれる。今回の記録的な大雪で会場となる農園のビニールハウスも雪に埋まったが、雪の風情もあわせて楽しんでもらおうと準備を進めている。
午前9時半から11時半まで開き、ビニールハウスの中でコマツナとカブを収穫体験し、内山農園産野菜を使ったスープやトマト風味の炊き込みご飯を味わってもらう。今回は初めて三条市の日本料理の「遊亀楼 魚兵」が料理で協力する。
内山農園はJR帯織駅と市役所栄庁舎の中間の田んぼの中にある。5日から降り続いた大雪で収穫体験会場になるビニールハウスの消雪用の地下水がかれて出なくなった。手作業で除雪を続けたが降雪の勢いに追い付かず、雪に埋まっていった。8棟のビニールハウスのうち3棟はビニールを切り、1棟はビニールをはがすなどして、なんとか倒壊をまぬがれた。
14日は晴れ間が広がったが、ビニールハウスは2メートル近い雪に埋もれたまま。内山さんはそんな農業の現状を見てもらうとともに、銀世界から一歩、ビニールハウスに入ると青々と育つ野菜やイチゴ、キンカンの摘み取りも楽しんでもらおうと準備している。
燕三条「畑の朝カフェ」では、テーブルやカトラリーに燕三条地域の企業の製品を用意。農商工の連携も燕三条ならではの魅力を伝える大きな力だ。参加費は1人3,200円。
すでに第1回内山農園開催の申し込みは締め切っているが、ケンオー・ドットコム読者限定の電話受付の特別枠を設け、先着2、3人の申し込みを電話だけで受け付け、希望する人は電話で「ケンオー・ドットコムを見た」と伝えて申し込む。申し込みや問い合わせは事務局の燕三条地場産業振興センター燕三条ブランド推進課(電話:0256-36-4123)へ。締切は16日午後5時まで。