燕市・吉田北地区まちづくり協議会(浜田勝人会長)から2015年7月に生まれたご当地ヒーロー「方言戦隊メテオレンジャー」が9日、鈴木力燕市長を表敬訪問した。
メテオレンジャーは青、赤、緑、ピンク、黄の5人編成。1837年(天保8)に吉田北地区の富永地内に落下した国内で3番目に大きい米納津隕石(いんせき)によって宇宙からやってきた社会悪と戦う平和主義ヒーローというふれこみだ。
地元はじめ各地のイベントにも呼ばれて出演して着実に知られるようになている。以前からいつかは燕市長への表敬訪問をしたいと考えており、それがようやくかなった。
メテオレンジャーはこの日のために手作りしたAKB48風の衣装を着け、テーマソングにのって市長室に入室し、これまでのメテオレンジャーの活動を報告した。報告のなかでは、3年を過ぎても活動を続けられたのは「これもひとえに燕市の“イキイキ事業助成金”を活動費とさせたいだいているから」と、よいしょも忘れない。鈴木市長に「惜しみない協力」とメンバー5人分の肩たたき券の目録も贈呈した。
踊りの手話を入れた食育がテーマの替え歌「365日のありがとう」とピンクレディーの「SOS」を元にした特殊詐欺被害防止替え歌を披露した。メテオレンジャーは17年4月から2年間、燕署から特殊詐欺被害防止推進員に委嘱されている。
メテオレンジャーはすでにイベントで何度も鈴木市長に会っており、市長室でもリラックス。とくにピンクは「市長、時間大丈夫らけ?」と舌好調で、「SOS」は子どものころから躍り込んでるのかと鈴木市長に聞かれて「この話もろてから一生懸命、練習したんらすけ」と方言を爆発させていた。
鈴木市長は「次の目標は、紅白歌合戦出場ですね」と最大限のエールを送った。表敬訪問後もメテオレンジャーは庁舎内を巡回して存在をアピールし、愛きょうを振りまいていた。