弥彦村立弥彦小学校(大石吉輝校長・児童446人)で9日、4年生2クラスの70人を対象に成人の半分、10歳を迎えたことを記念する「二分の一成人式」が行われた。
4年生の学年行事として毎年恒例。お母さんをはじめ4年生の人数を上回る保護者も参加した。大石校長から4年生一人ひとりに二分の一証書を授与したほか、4年生から保護者に対してこれまでの学校での歩みの振り返りや感謝の気持ちを表し、4年生一人ひとりが保護者に感謝の気持ちを伝える手紙を保護者の前で読んで手渡した。
登壇して大石校長から二分の一証書を受けた4年生は、保護者の方へ向き直って「お父さんみたにやってみたい」からトラックの運転手になりたい、「おいしいスイーツを食べさせたい」からパティシェになりたい、「病気の人を元気にさせたい」から薬剤師になりたいとそれぞれ将来の夢を発表。お笑い芸人、科学者、ニトリの店員など4年生の飾らない夢に保護者は目を細めていた。
大石校長は「10年間の感謝の気持ちを表してほしいのと、はたちになるまでの10年間、いろんなチャレンジをして今、言った夢を実現させてほしい」と願った。
保護者への手紙を読み上げるのは4年生にとってはさすがに照れくさそうにしていたが、日常生活ではめったに聞くことのできないわが子からの感謝の言葉に涙をぬぐうお母さんが多かった。