田上町議笹川修一氏 田上町長選は「町長が選ぶ選挙ではなく町民が選ぶ選挙」 (2018.2.20)

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田上町議1期目のの笹川修一氏(61)=田上町坂田=は20日、6月3日投開票の佐藤邦義町長の任期満了に伴う田上町長選への立候補を表明した。

田上町長選立候補で記者会見する笹川氏
田上町長選立候補で記者会見する笹川氏

午前10時から自宅で会見し、出馬の意思を明らかにした。この日の午後に2月28日付で町会議員を辞職する届けを提出し、退路を断って臨むと決意を示した。

笹川氏は「町長が選ぶ選挙ではなく、町民が選ぶ選挙」と述べ、任期を半年も残すなかで佐藤町長が後継指名をしたことを指摘。町役場に隣接する町有地に2020年のオープンを目指して町が建設する「道の駅」内に設置される「直売所」は必要はなく、今後、施設建設など実施される事業など4つが無駄で、計画を修正すべきと訴える。

19年に大型スーパー「PLANT」が道の駅建設地と同じ町内に出店予定で、地元商品も調達、販売することから、地元農家が直売所へ出荷するメリットや維持管理費の問題を指摘。そこを議会でも質問したが、「PLANT」に競合しない品ぞろえや経費などは指定管理者を決めてから検討するという回答だった。

指定管理者の委託など維持管理費は町民の負担になるが、前回の町長選では道の駅の計画は佐藤町長の公約にはなく、「住民に問う必要がある」。道の駅の設置に反対なのではなく、直売所が無駄で、代替案としてコンビニ店や飲食チェーンなど民間に賃貸して営業してもらう方法を示す。

田上町長選立候補で記者会見する笹川氏

このほか、子育て支援センターの重要性や湯田上温泉と護摩堂山を中心とした観光産業の強化、田上の良さの発信、人口減少問題、子育てや高齢者にやさしいまちづくりの施策などの考えを示した。

佐藤町長の後援会が2人の候補で割れている状況についての質問には、町長選は人気投票ではなく、争点が「年の差だけで終わっては困る」。自身には関係なく、わたしには関係ないとし、町民がどこを選ぶかということと話した。

笹川氏は、1957年田上町生まれ。県立三条商業高校卒業、城西大学経済学部卒業、セブン&アイHLDGS.グループイトーヨーカドー入社、上板橋店総務マネージャー、イトーヨーカドー丸大長岡店副店長歴任。前回15年執行の田上町議選出馬のため退職した。

町議1期目の出馬にまだ早いと言う人もあったが、「61歳で早くはない」。「もう1期4年後では、もうみんな作っているわけで、おかしくなるのがわかっているのに待っていられない」。「4年後はなく、今、しないと止められない」「私の武器は政策、強みは発信力と行動力」と話した。


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