三条市下田地区の森町がハクチョウの飛来地として知られているが、大雪のせいか燕市の佐渡地内へもハクチョウがやってきている。
中ノ口川右岸の佐渡橋たもとの中州を中心に群れており、20日夕方は数十羽の飛来を観察できた。夜遅くなってもほかの場所へ移るようすはなく、ここを根城にしているようだ。
ハクチョウはマコモの茎や根、イネの落穂、水中の藻などを食べる。森町のハクチョウも日中はえさを求めて田んぼに出掛けることが多い。しかし、ことしの大雪では田んぼがすっぽりと雪が覆われているため、川の中の藻を求めて佐渡橋のたもとにやってきたのかもしれない。
川の土手や佐渡橋の上からも「クォー、クォー」と鳴くハクチョウの声が聞こえ、ここでは珍しいハクチョウのいる風景を見ることができる。