ことしは4月15日に燕市の大河津分水で行われる分水おいらん道中の二次審査会が24日開かれ、応募40人のなかから3人のおいらん役が決まった。
おいらん役に選ばれたのは、燕市の会社員金原美希さん(24)、新潟市の大学3年生清野咲希恵さん(21)、宮城県仙台市の会社員木村舞さん(28)の3人。
おいらん役があこがれだったと言う金原さんは「ことしはとても寒くて雪もいっぱい降ったので、春の訪れを皆さんと楽しめますよう頑張っておいらんを歩いていきたい」、知人の紹介で応募した清野さんはいろいろなことに挑戦しようと思っていたところで、「とても体力のいることだと思っていますので、自分も体力をつけて挑みたいと思います」と話した。
金原さんと清野さんは郵送で応募したが、県外の木村さんはことしから始めたインターネットの申し込みフォームで応募した。「新潟県民ではないんですけども選んでいただいたからには全力で取り組みたい」。何年も前に好きな着物に携わりたいとネットを探しているときに分水おいらん道中の情報を見つけて応募しようと思ったが、東日本大震災があったり、応募しようとしたら2日前に締め切りが過ぎていたこともあり、「やっと20代最後に選んでいただいてうれしいです」と喜びもひとしおだった。
ことしの応募は昨年の27人から40人へと大きく増えた。先の書類による一次選考で16人にしぼり、二次審査にはうち1人がキャンセルして15人が参加した。おいらん役の信濃太夫、桜太夫、分水太夫の配役は3月10日に歩き方のけいこを行ってから決める。