28日まで三条東公民館で開かれている三条市名誉市民の写真家、渡辺義雄さん(1907-2000)の生誕110周年記念展で日本大学が所蔵する渡辺さんが三条市内で撮影された写真が展示されているが、市内のどこで撮影されたかわからず、三条市では撮影地に関する情報提供を求めている。
写真は渡辺さんの愛機「エルネマン・ミニチュア・クラップ」で撮影されたもので、モノクロのネガと、印画紙の上に密着させてプリントした4×6.5センチの小さな写真を展示している。
写真は中央に井戸があり、周囲に数棟の板塀の建物が映っている。奥に映る建物は屋根に石を載せた石屋根のように見えるので、昭和の初めころか。背景に緑が茂った山が近くに迫っているので、市内の山手で撮影されたのは間違いない。
所蔵する日大でも情報を求めており、撮影地に心当たりのある人は展示会場で申し出るか、三条市市民部生涯学習課(0256-47-0048)へ。