春一番に出荷される燕市のブランドキュウリ「もとまちきゅうり」の畑を会場にした燕三条「畑の朝カフェ」が3月11日、初めて開かれる。収穫体験やアフタヌーンティースタイルの朝食でキュウリの魅力を発信。3月1日まで参加申し込みを受け付けている。
テーマは「僕だけが知る胡瓜(キュウリ)のこと あなただけに伝える 温室のあたたかさと胡瓜のおいしさを感じる時間〜フレンチ アフタヌーンティーと共に〜」。午前9時から正午まで燕市吉田本町、ひうら農場で開き、生産者と交流しながら過ごす。
「もとまちきゅり」は、旧吉田町で約40年前から生産されているキュウリで、野菜の生産者でつくる「本町(もとまち)そ菜出荷組合」の14軒のうち、9軒が「もとまちきゅうり」を栽培する。県内では最も早い3月に出荷が始まり、春を知らせるキュウリとも呼ばれる。
キュウリは年間を通して食卓に並ぶ身近な存在だが、いつが旬か、どのように成長するのかは意外と知られていない。今回の食事のスタイル「アフタヌーンティー」とキュウリとの関係など、生産者ならではの話も聞いてみたいと注目が集まっている。
燕三条「畑の朝カフェ」は、県内有数の多品目の農産物が生産される燕三条地域の農産物の魅力を生産現場から発信しようと2012年に始まった。これまで果物やコメなどさまざまな農産物をつくる個人の農家で開いたが、今回は組合としての参加で、キュウリがテーマになるのも初めてだ。
参加費は1人3,500円、定員は20人。申し込みは3月1日午後5時で締め切る。応募が定員を上回ったら抽選し、当選者だけに参加確定のメールが送信される。申し込みは燕三条「畑の朝カフェ」のホームページの「2018年第2回朝カフェ開催案内 | 燕三条『畑の朝カフェ』」から申し込むフォームで受け付けている。