三条市若手芸術家支援事業の第5弾は見附高美術教諭の中村信さん (2018.3.8)

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三条市若手芸術家支援事業として三条市出身の若手芸術家を支援する作品展の第5弾は、県立見附高校美術教諭の美術家、中村信(まこと)さん(53)。10日から14日まで三条東公民館で「中村信<光の色 , 風の形>展」が開かれる。

三条市若手芸術家支援事業に伴う作品展の第5弾は美術家の中村信さん
三条市若手芸術家支援事業に伴う作品展の第5弾は美術家の中村信さん

展示作品は約50点で平面作品と立体作品がほぼ半々。アクリルで描く絵画、主に魚がテーマの寄せ木の木彫、犬や犬小屋がテーマの立体の大別して3種類の作品を展示する。

中村さんは新潟大学教育学部美術科を卒業すると首都圏で高級家具のデザインや施工、デザイン研究所で景観デザインを手掛けた。神奈川県横浜市にある94年竣工の新横浜大橋は中村さんが中心となって親柱、欄干、照明器具などのデザインに取り組んだ。

8日の展示のようす
8日の展示のようす

その後、ふるさとに戻って96年から県立高校美術教諭に。津南高を振り出しに村松高、栃尾高、そして今は見附高に勤務する一方、02年から新潟市や見附市で個展を開き、今回は昨年7月に開いて以来、8回目の個展になる。

09年に県芸展で洋画部門連盟賞を受賞。それぞれ洋画部門で県美術家連盟会員、三条美術協会理事、三条市美術展運営委員に就く。また、父は高校の書道教諭だった書家の中村城翠さん、妹も書家の中村暢子さんでも知られる。

8日は午後から会場で展示作業を行った。三条東公民館の2つの多目的ホールを使って展示し、中村さんにとって過去最大の空間を使った個展。「大変だけど、やりがいがある。できる範囲でやるだけ」と話していた。

ワークショップで作るPPシートの子犬
ワークショップで作るPPシートの子犬

三条市は2014年から三条市若手芸術家支援事業として全国規模の展覧会などで活躍する三条市出身の若手芸術家を支援するため、作品展を開き、市内外に作家活動を発信している。昨年は書家の檜川銕研(ひがわ てっけん)さんの書展を開き、470人が来場している。

5日間とも午前10時から午後6時まで開場し、入場無料。初日は10日は午前10時から開場式、10時半から作品鑑賞会を開く。11日は午前11時から正午までワークショップ「PPシートで子犬を作ろう」を開き、先着10人が参加できる。ワークショップの申し込みは市民部生涯学習課(0256-47-0048)へ。


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