三条市の針仕事好きが集まって15年ほど前に生まれたグループ「よりなせや」(山浦純子まとめ役)は、10日(土)まで三条市本町6、かじまちの家の「蔵ギャラリー」で、つるし飾り展を開いている。
蔵をリノベーションしたギャラリーの扉を開けると、空間をびっしりと埋める作品群に目を見張る。ひな祭りにちなんで、つるしびなを中心に手芸で生まれたひな人形、つまみ細工、押し絵のタペストリー、七宝まりなど合わせて200点以上を超える作品を展示。和菓子と見間違うような作品も見事だ。
「よりなせや」は、かじまちの家の近くに住む2、3人が、かじまちの家に集まって針仕事をするようになったのが始まり。それが今では市外を含む60歳代、70歳代を中心に上は90歳近くまでの20人に増え、毎週、かじまちの家に集まっている。
昨年から三条市の中心地の6施設で開かれる「まちなか文化祭」の展示会場のひとつとなっており、ことしも3、4の2日間、「まちなか文化祭」行事の一環になっている。
毎日午前9時半から午後5時まで開場、入場無料。